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【しまばら暮らしインタビュー#6「生活」をキーワードに独自の活動も広げていきたい】

最終更新日:
PROFILE


 





池川さん 写真 (3)
池川 麻紀さん(植木屋/ジャズドラマー)
出身:長崎市
移住した年代:30代
移住のスタイル:Jターン
Instagram【@senryokuen_minarai別ウィンドウで開きます
#植木屋 #ジャズドラマー #千緑園
 


 

島原に来る前は何をされていましたか?

「デザイン・アート」をキーワードに雑貨やインテリアに関わりたく、日本で先端のモノ・コトがたくさん集まる東京で働きたいと思い、大学卒業後に上京しました。東京では自由が丘のインテリアショップを経験した後、青山・表参道にある複合文化施設にて生活雑貨の販売・イベントスペースの運営・ギャラリーの運営管理と多岐に渡る業務に携わってきました。

一番思い出に残っていることは、小さなスペースのイベントをほぼ1人で、週1ペースぐらいのタームで運営していたことです。たくさんのトップクラスのクリエイター、アーティスト、企業と出会い、一緒にイベントを作り上げていく時間は、東京にいたからこそできた関わりだったと思います。



 

島原に来るきっかけは何でしたか?また、選んだ理由は何でしたか?

夫婦共々、いつかはお互いの地元である長崎県に戻ろうと思っていました。パートナーの実家が島原で家業を営んでおり、義父より家業の植木屋をやってみないか?と話をいただきました。都会を離れた田舎暮らしへの期待と憧れと、家族からの声掛けのタイミングが相まって、島原に来ることになりました。

 
 

住まいはどのように探しましたか?

池川さん 写真 (2)
池川さんの家族の「アラン」と「ウタ」



島原市・雲仙市・南島原市の移住サイトや空き家バンクなどで検索したりしました。
長崎の不動産情報を集めるWebサイト、一般の不動産のWebサイトなどをチェックし、帰省のタイミングで、空き家バンクで見つけた物件や不動産管理の物件の内見をさせていただいたり、今後10年先の事を見据えてどう探していくかなどを相談したりしました。
犬と暮らしているので、まずはペット可の賃貸を探したのですが、選択の幅が少なくとても苦労しました。希望条件に近いけれどペット不可の物件を見つけて、管理会社とオーナーの方とも相談させていただき犬OKとなり、無事に住むことができました。



島原のおすすめスポット・好きな場所を教えてください。

「食堂COSTA」移住前に伺った際にランチを食べに行きました。その時に食べた料理とクラフトビールが美味しく印象に残ったことと、お店の奥さまが長崎市出身で共通の知人が多く、意気投合して話が盛り上がって仲良くなりました。ずっとジャズドラムをしていたのもあり、ライブをさせてもらったりしています。何事も受け入れてくれる懐深いオーナーがいてくれて、ナチュラルジャンクフード的なコンセプトも大好きです。


島原のこういうところが好き、というところを教えてください。


食べ物のほとんどが地産地食できること。野菜はもちろん、魚や肉なども近いところで育ち食されています。産者の顔も見えやすく、親戚知人までも畑を耕しています。長く島原に住んでいると感じにくくなっているかと思いますが、これは本当にすごいことで誇らしいことだと思います。


仕事はどのように探しましたか?また、なぜ今の会社に就職しようと思いましたか?

池川さん1



義実家の家業の話(植木屋)があったことと平行してハローワークでも以前の職業の特性が活かせるものがないか探しました。いろいろと悩んだ結果、学生の頃にも勉強していたランドスケープや庭園実習などの経験が活かせる家業に入ることにしました。将来的には植木屋を主軸に置きつつ、「生活」をキーワードに何か独自の活動を広げていきたいと思っています。
 

島原に暮らしでよかったところ、また苦労したところはどこですか?


〇よかったところ
前にも挙げましたが、食べ物がとても近いところにあるということ。食べること(吞むこと)や料理が好きなので食材を選ぶ楽しさがあります。

○苦労したところ
普通自動車免許を持っていなかったので、はじめは移動に苦労しました。それと、島原半島外への交通が不便だと思っていたのですが、慣れてきたのか案外そこまで不便に感じなくなってきました。あと「言葉(方言)」。ベテランの先輩方が流暢に話している内容が聞き取れず、パートナーや同僚などに聞き直すことが多々あります(笑)

いま、楽しいことは何ですか?

池川さん 写真 (4)


食べたり飲んだりすることが好きなので、島原の居酒屋や料理店を開拓することが楽しいです。日本酒が特に好きなので、入ったお店で必ず日本酒チェックをします。
それと、学生時代から長くジャズドラムを演奏しているのですが、島原にはジャズの生演奏を聴いたり演奏したりする場所がとてもとても少ないです。そういった中でも実際に音を出し合える時間が少しでも作れることは最大の楽しみでもあり心の安定にもなります。ジャズ以外でも演奏の機会がいくつかあり、これから少しずつ音楽の楽しさや生演奏の良さをどんどん広げていきたいと思っています。







島原で暮らしていて「これがあったらよかったのにな」という物事はありますか?

池川さん 写真 (10)
犬たちの散歩のときに撮る風景
気軽に質の高い生演奏が聴けるイベント・場所・機会が少ないことです。また、アートや雑貨などに触れるギャラリーやショップも少ないと感じています。ただ観る・買うという行為だけでなく、経験することで五感に何かを感じさせるような空間が増えると嬉しいです。文化(カルチャー)に対する意識がもっと向上するような取り組みが何かあるといいですね。どんな形にせよこれからの課題として自分でも考えていきたいと思っています。
 

これから移住を検討している方や、企業を検討している方へメッセージをお願いします。

島原は象徴的な平成新山を筆頭に、緑と水と食が豊かな場所です。海を見ればスナメリも泳いでいます。
程よく何もない小さな田舎町。これからいろいろなことが広がる可能性を秘めていますので、一緒に楽しい豊かなまちづくりをしていきたいです。



 

池川 麻紀さん

長崎市出身。大学卒業後、東京の文化複合施設で雑貨の販売やイベントスペース・ギャラリーの
運営などの仕事を経て、2023年にパートナーの出身地である島原市へ。現在は島原市の植木屋にて見習いとして働きつつ、ジャズドラマーとしても活動中。

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