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【しまばら暮らしインタビュー ゼロから始める仲間との農業生活】

最終更新日:
PROFILE


 





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Sea farm aiou (農家)

(左から)荒井大輔さん、内山皓生さん、
石原裕也さん、小野豪紀さん

出身:埼玉県、長崎県、宮崎県
移住した年代:20〜30代
移住のスタイル:Iターン
Instagram【@sea_farm_aiou別ウィンドウで開きます
#農業 #島原 #seafarmaiou


安中地区で農業をしている若者たち、「(株)Sea farm aiou」。
それぞれ違う地域で違う仕事をしながらも、様々なきっかけで出会った4人が、どうして島原で農業を始めようと思ったのか。その始まりや、地域の人たちとの関わりなどをお聞きしました。


 

4人で農業を始めたきっかけ

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普賢岳と眉山を背にし、有明海が目の前に広がる安中地区白谷町。ここで農業をしながら共同生活をする、小野さん、荒井さん、石原さん、内山さん。4人はこの安中地区白谷町を中心にいくつかの農地を借りながら、ブロッコリーやスナップエンドウ、空心菜など季節によってさまざまな野菜を育てています。

現在彼らが共同生活を送りながら農業をしている家は、メンバーの一人である石原さんのおばあさんの家。小さい頃は時々遊びに来ていたそうですが、おばあさんが亡くなった後は空き家になっていたそう。景色も良く畑もあったので、いつか別荘のようにしたいなと考えていたそうです。



 農業を始めるきっかけを作ったのは小野さん。石原さんと小野さんは同じ会社に勤めていましたが、自分の担当以外のトラブルは解決できない事もあったそう。仕事は楽しかったけれど、商品を作るところからお客様の手に届くところまで、何かに振り回されるのではなく最初から最後まで責任を持つ仕事をしたい、農業ならそれができるのではと思い、興味を持つようになったそうです。



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そんな折、小野さんは石原さんのおばあさんの家の話を聞き、2人は一緒に農業をやろうと考え始めました。ちょうどその頃、よく釣りをしに宮崎から遊びに来ていた内山さん。内山さんは小野さんの地元の友人で、石原さんとも一緒に釣りに行く仲だったそう。内山さんも当時働いていた仕事を辞めようと考えていたため、小野さんに誘われる形で仲間に加わりました。荒井さんは全国を転々としながら住み込みの農業バイトをしており、同じく農業バイトをしに来ていた小野さんから誘われ、島原にやってきそうです。


「共同生活は大変ですが、それぞれ得意なことが違って、職人のようにずっと畑に向き合う人もいれば、経営や営業が得意な人、ムードメーカーでみんなを和やかにしてくれる人もいて、それぞれが良い所を活かしながら暮らしています。安中で暮らすようになってからは、消防団や町内会、市内のサッカーチームや若手農業者同士の交流クラブなど、いろんなコミュニティに飛び込んでいって、そのたびに暖かく迎え入れてもらっています。」

 

 

島原のおすすめスポット

4人が暮らす安中地区白谷には、普賢岳の噴火災害後に作られた砂防ダムの展望台があります。「展望台からの景色はすごくお勧めです。山を背後に、海が見えて、その向こうに熊本が見えて、時々船の汽笛が聞こえる。海のない街から来たメンバーもいるので、何回見ても感動するし、本当に贅沢な暮らしだなと思います。」

 
 

これから移住したい方へのメッセージと、これからの展望

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右も左もわからない土地で農業を始めた4人。これから島原に移住して、農業を始めようとしている方へアドバイスをお願いしました。
「島原には良い農地がたくさんあるので、農業を始めやすいと思います。ただ、農地を探すまでが大変です。新規就農の認定を取るには一定の農地が必要で、自分たちは若手農業者の集まりやいろんなコミュニティに入っていって相談していく中で、人づてに良い農地を紹介していただき、とても助かりました。結局は人と人との繋がりが大切で、自分たちも相手を大切にしていれば人づてにみんな助けてくれます。いろんな方が関わっているので、畑もキレイに使うよう心掛けるようになりました。」
現在は農業を中心に活動している彼らですが、元々釣りも好きで、4人のうち2人は船舶免許を持っているそう。
「『Sea farm aiou』 という名前は、農業だけでなく海や漁業に関することもやりたいと思いつけた名前。今はまだ始めたばかりなので、しばらくは農業に集中する予定ですが、いつかは漁業や宿泊を取り入れたグリーンツーリズムに関ることができたら良いなと考えています。」


 

(株)Sea farm aiou

島原市で共同生活をしながら農業をする4人組。全員が島原市外の出身で、町内会や消防団など地域の活動にも積極的に参加しながら、手探りで農業を始める。作った野菜は島原半島内の直売所や八百屋等で販売している。

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